ボクブログ

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歌舞伎町でぼったくりにあった話(後編)

 中編を以下リンクで貼っておくので、よかったらみてください。

asaiyasai.hatenablog.com

 

 

ぼくとボーイは先輩がお金をおろすのを待った。

だが、なかなか先輩はおろせなかった。

(なにやってるんだ。先輩。)

先輩の背中が小さく見えた。

 

「おろせません」先輩が続けてボーイに言った。

「なんか時間の関係でおろせません」

「は?」ボーイがいら立ちを隠せず、見てるからやってみろと言った。

 

先輩が強制的にお金をおろさせられている。

ぼくは自分の力のなさを特に悔やみはしなかったが、寂しい気持ちになった。

 

結局、ボーイが加わってもお金をおろすことはできなかった。

先輩が言ったように時間帯によってはおろせない時間があるらしい。

銀行のサポート窓口に電話してみてもダメだったらしい。

ぼくたちはお店に戻った。

 

「まだ4万しかもらってないけど、残りどうする?」

払うのがあたりまえかのように聞いてきた。

「とりあえず、滞在先のホテルどこ?明日また会いに行くから。そのとき払ってよ。」

それはさすがに教えられない。ほかの部員たちも宿泊しているんだ。

部員には女性もいて怖がらせることはできない。そう感じたのは先輩も同じだったようで

「それはさすがに・・・」とつぶやいた。

 

「じゃあ、身分証出して。あと電話番号教えて」

ぼくは持っていないと言ったが、先輩はまた出してしまった。

先輩の渡した学生証、免許証二つのコピーを取っていた。

「じゃあこの電話番号に明日電話するから。それまでに金用意して、待っててね。」

と言われて、ぼくらは店を後にした。

 

 

とりあえず、身体的にはボーイから解放されたが精神的にはがんじがらめにされているみたいだった。

「先輩、やばいっすね。どうします?」

「やばいな。何も考えられないわ。」

二人でうつむきながら話していると、警察の姿が見えた。

「先輩、とりあえず警察に言わないっすか。ばれないっすよ。」

「警察か・・・」

先輩は迷っていたが、ぼくはもう決心していた。

 

「すいません。相談したいことがあるんですけど」

ぼくはいままでのことを洗いざらい話した。

警察の方は割と親身になって、話を聞いてくれた。

そのとき、ちょうどぼったくりに関して警察がなんらか対策を打たないといけないということで動いていた時期だったらしい。

こと細かく事実を話している途中だった。

 

「おい、なにしとるんや」

振り返るとあのボーイがそこに立っていた。

なんで?店からはそんなに近くないのに。

「警察さんに言っちゃったんだ。サービスの割引はなしだからね!」

ボーイがすごい剣幕でまくしたてる。

「絶対おかしいですよ。この値段は!」

警察と一緒にいて気が大きくなってしまったのか先輩が反論した。

ここでボーイの仲間たちも加わってきた。

 

警察はこれはやばいと思ったのか。署に行くよといってぼくたちを誘導した。

ぼくたちはボーイたちに罵声を浴びながら、警察車両に乗った。パトカーではなかった。

そして警察署に連れて行ってもらえる。と思っていたが実はぼくたちが話しかけた警察はボーイたちのグルだった。

という話だったら怖いですよね。

うそです。本物の警察でした。

ぼくたちは新宿警察署に連れて行ってもらい、再び状況説明をした。

 

状況説明を終えた後、警察はぼくたちに

・ぼったくり被害についてたしかに警察は関与できないこと

・といっても最近ぼったくりの取り締まりができないか警察も動いていること

・今回のケースの場合、お金を払うか弁護士を雇うぐらいしかないこと

・弁護士を雇う場合、払う金額以上のお金が必要になるかもしれないこと

を告げた。

 

そして最後に

・親に今回のことを報告すること

を約束させられた。

ぼくたちはまだ大学生で弁護士を雇うにも親の力を借りる必要があることと今後の判断は大人の知恵を借りたほうが良いことが理由だ。

 

泣けてきた。

キャバクラに行って、ぼったくりにあったから助けてくれと、親に言うのかと思うと。

人生最大の屈辱だ。

ちなみに親には女なんか興味ねーよ的なキャラで通ってる。

はずかしい。

 

 

ごめんなさい。

思ったより長くなってしまった。

このあとのことはまた投稿します。

本当にごめんなさい。

 

 

ばいばい。

 

 

今週のお題「人生最大の危機」